はばたん賞

2025.01.07

釜石市立釜石小学校

  • 令和6年度
  • はばたん賞

自分の命を守る防災意識の醸成につなげる防災教育再興

東日本大震災から13年目。大震災後に誕生した児童に対して、本校が2008年から行ってきた防災教育を改善し、実践していくことが児童や地域の未来へつながっていくものと考える。東日本大震災発災時、本校児童は学校管理下外にいたが、防災教育により学んできたことを生かして児童全員が自分の命を守った。この実績を生かしつつ、大震災後に誕生した児童及び変わりゆく地域や気候の現状等を踏まえながら、本校の防災教育を構成している「ぼく、わたしのぼうさい安全マップ」、「釜石市防災教育の手引き」、「下校時津波避難訓練」の取組を再考し、全校を挙げて実践した。

成果として、児童自らが実際に現地を訪れて防災の視点で調査したり、防災教育で学んだことを家族や地域の方に伝えたりといった姿が見られた。また、学校での学びの中では、防災教育を構成しているそれぞれの取組を関連付けながら考えている姿も見られた。