地域に根差した高校生防災リーダーの育成と教科防災授業の取組
平成23年紀伊半島大水害で和歌山県は甚大な被害を受けた。この災害の教訓を生かそうと地域に根差し貢献する高校生リーダーの育成をモットーに『Kumanoサポーターズリーダー』部の防災活動を開始。高齢者の安否確認や空き家調査、地域猫の調査等を行い、また6月にはJRきのくに線と田辺市による合同避難訓練に参加。駅から市役所へ率先避難者として列車から下車し地域の方々と庁舎へ走り時間を計測した。6年前から継続して活動しているAEDシートの普及活動は、3月8日の国際女性デーに商標登録を行い、8月にはJR大阪駅や天王寺駅に約30個設置、全国展開を継続している。高校1年生の必履修科目「地理総合」では地理院地図を用いた「マイ防災マップ」作りを1学期に行い、「家庭基礎」では防災グッズや備蓄を用意する探究学習を夏休みに実施し、個人レベルの防災レジリエンスを高めた。