教職目指す学生発「考える・脅さない・伝える・支える」防災教育
私たちの研究室では東日本大震災をきっかけとして防災教育の活動を積み重ねてきました。これまでの「考える防災」、「脅さない防災」、「伝える防災」に加えて、災害ボランティアを支援する「支える防災」を新たに立ち上げ、包括的な取組を学生主体で創造・継承し、国内外に活動の場を広げています。今年度は「防災×妖怪」を題材とした紙芝居も制作し、静岡市立図書館等と共同事業を行っています。地元企業と共同開発した防災総合アプリ「クロスゼロ」は1万件以上のダウンロードをいただき、クイズ形式で防災を学ぶ「防災検定ソナクエ」を新たに搭載しました。既存の開発教材とITツールを併用して、高校生による防災講座を支援する「BOSAIユースアンバサダー事業」も静岡県、愛知県、宮城県へと広がっています。能登地震を受けて、研究室OBらと共に「ユース災害ボランティア基金」を設立し、のべ200名以上の学生ボランティアを被災地(石川県・山形県)に送り届けました。