だいじょうぶ賞

2025.01.07

三重県立北星高等学校

  • 令和6年度
  • だいじょうぶ賞

「命の矢印」プロジェクト~要支援者を含む地域との防災の日常化

【背景】本校は10年以上に渡り地元四日市市富田地区連合自主防災隊との合同訓練を実施してきた。コロナ禍の訓練の工夫として避難先高台への避難イメージ動画を教職員が作成、訓練再開に備えた。
【概要】令和5年度は地域の高齢者や介護を必要とする要支援者を意識し、リアカーや車椅子で高校生が運ぶ合同避難訓練を実施するとともに、高台への避難意識の日常化のために、高台方向を示す「命の矢印」シールを地域住民に配布した。令和6年度は高齢者に加えて地元幼稚園児をリアカーに乗せ、避難先の高台で高校生が地域住民全員に「命の矢印」を渡し意見交換を行った。さらに、本年度は訓練当日だけでなく、能登半島に派遣される県の学校防災ボランティアのメンバーが「命の矢印」取組を紹介する新聞記事の学習教材や地元外国人向けに「命の矢印」の多言語バージョンを配布した。
【成果】令和4年度みえの防災大賞「奨励賞」、令和5年度みえの防災大賞「特別賞」、令和5年度総務省、防災まちづくり大賞「総務大臣賞」、令和6年度防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞した。