はばたん賞

2025.01.07

長野県長野盲学校

  • 令和6年度
  • はばたん賞

一人ひとりが主体的に活躍できる防災活動

多くの人は災害などの緊急事態に直面した場合に、「いつものことだから大丈夫だろう」とか「そのうち、収まるだろう」といった正常化バイアスが働き、災害や危険な状況・状態を過小評価し、様々な情報を無視することがある。そして、多くの人が災害時に、パニック状態に陥る要因の1つに情報不足による不安感がある。分からない状態というのは、それ自体が被災者に対して強いストレスを与えることになる。防災活動では、日本赤十字社長野県支部に協力していただいた「炊き出し訓練」や、令和元年に起こった台風19号災害を教訓とした「避難所宿泊体験」、そして限られた環境において自分たちで食事を作る「サバイバル飯炊き体験」といった活動を通して、“支援を待つだけでなく自分から自分の持っている力を発揮する”ことを目的に取り組んでいる。どの活動に対しても、率先して取り組む舎生の姿に、災害を自分事として捉えることの重要性が伝わってくる。