優秀賞

2024.12.12

宮城県立支援学校女川高等学園

防災教育を地域の生涯学習へ 〜学校運営協議会との協働〜

  • 令和5年度
  • 優秀賞

 「地域と共に学ぶ防災教育の充実」これは,開校以来,本校が掲げている目標である。

 学校があるのは,12年前に未曾有の自然災害を経験した宮城県女川町。大きな災害を経験した住民と共に学ぶ防災教育の推進を重要課題として取り組んでいる。試行錯誤を重ね,災害から生命と暮らしを守ることに向き合うため,生徒自身が主体となって実践する『総合防災訓練』という学びの仕組みを確立するものの,地域への展開はCOVID-19により阻まれた。しかし,2022年から始まった学校運営協議会(コミュニティ・スクール,以下,CS)の推進や今年5月のCOVID-19の5類移行を契機に,この3年間停滞した地域との交流を再開し,“共に学ぶ”土壌作りを開始した。

 9月の『総合防災訓練』,10月以降の防災研修会(HUG,原子力災害)は,町や行政区長らが地域へ働き掛けし,参加者を募っている。地域と学校とが役割を分担し,共に防災という共通の課題に向き合い,生涯学習への一歩を踏み出した。

宮城県立支援学校女川高等学園 詳細

◎活動テーマ/防災教育を地域の生涯学習へ 〜学校運営協議会との協働〜
◎住所/〒986−2231 宮城県牡鹿郡女川町浦宿浜字十二神60−3
◎お問合せ先/0225−50−1088