近藤研究室では、様々なローカルメディアを活用して全国各地で防災活動を支援している。
たとえば、校内放送、学校だより、地域のかわら版、ケーブルテレビ、コミュニティFM、TwitterやYouTubeなどである。
その多くが長年にわたって知恵や工夫を蓄積してきたことから、コロナ禍にあっても閉塞することなくチャレンジを続けることができている。
たとえば、神戸市真陽小学校の校内防災放送プロジェクトは、毎週月曜日の昼休みに、放送委員児童と大学生が防災のコンテンツを全校児童に届けるというもの。
取り組みを開始して今年で9年目になる。9月にはシリーズ通算250回目の放送を実施することができた。この達成感が次のステップの「力」となる。
コロナ禍にあって、新たに始めたプロジェクトもある。
大阪府吹田市では市営住宅にお住まいの高齢世帯の防災を支援する活動をスタート。この試みを全国に発展させていこうと考えている。