URレジリエンス賞

2024.12.30

南あわじ市立沼島中学校

  • 令和6年度
  • URレジリエンス賞

「石川ピカピカ大作戦」地域と歩む防災ジュニアリーダーの育成

沼島は兵庫県最南端、太平洋に浮かぶ人口約370人の島である。南海トラフ地震では、建物の倒壊・津波・断水・島全体の孤立等、甚大な被害が想定されている。沼島中学校は、これまでも沼島小学校と合同で防災訓練と防災・減災学習に取り組んできた。「島全体(地域や高齢者)を支える防災ジュニアリーダーの育成」が最重要課題であり、常に地域の方々と連携している。今年度、本校は、南あわじ市5中学校生徒会による防災パートナーシップ協定の締結に中心的な役割を担うようになった。また、生徒発案による「石川ピカピカ大作戦!!」と銘打った能登半島被災地支援活動(募金・海岸清掃・現地校との交流・仮設住宅慰問)を実施し、現地での体験と学びを沼島総合防災訓練で地域の方々に報告した。これまでよりも「自分たちが沼島を守る」という意識が高まり、南海トラフ地震後の早期学校再開と島全体の復興を想定した取組に発展した。