本校は地域とのつながりが深く、大規模災害時、帰宅困難者に対応する帰宅支援ステーションとして、また、障害者等を対象とする福祉避難所として、地域から役割を果たすことを期待されている。そのため、協議や訓練を重ねて災害時の実践的な対応力を磨き、地域のニーズに応えられる防災体制を構築することが、本校の課題である。昨年度と今年度、防災教育チャレンジプランの実践団体と東京都の安全教育推進校に選ばれたことで、地域と結びついた防災教育の取組に一層力を入れるようになった。あらゆる災害に対応できるような実践的な訓練や防災教育の取組を、可能な限りユニークな工夫をして実施し、児童生徒の防災意識を高め、災害時にしなやかに対応できる力や、他者と社会の安全に寄与する態度を育てている。また、活動を通して地域との連携を更に強化し、地域ぐるみの災害対応や、福祉避難所開設に向けた意識の醸成と実行力の伸長を図っている。