学生団体WAKA×YAMAは、南海トラフ地震発生時に既存の対策では救えない命や生活を守るべく、「WAKA×YAMA SUMMER IDEATHON」という和歌山県内の中高生と防災に取り組む、約3か月の課題解決型プログラムを実施した。
ここではチーム毎に、専門家や震災語り部による講演やヒアリングを通じて取り組む課題を設定し、それを解決するアイデアを生み出した。
最後のシンポジウムでは参加者が自身のアイデアをプレゼンし、優勝したチームには活動資金が贈呈された。
プログラムの中で大学生は、中高生が持つ若者ならではの視点や柔軟な発想力を引き出せるようサポートした。
プログラム終了後に生まれたアイデアを地域に根付かせるべく、実証実験の場として地域を巻き込んだ防災訓練も企画している。
このように中高生と大人の間にいる大学生が各世代の強みを上手くコーディネートすることで、新しい「防災」を作り上げることができた。