中学校区を巻き込んだ生徒主体の防災の取組
本校は,平成30年7月の豪雨で,グラウンドや校舎の床下まで浸水し,断水が長期化するなどの被害を受けた。この豪雨災害の経験と教訓を継承し,いざという時,自分で考え行動する力を育てるために「生徒主体の授業づくり,学校づくり」の中心に防災の取組を位置づけ,取組を進めている。7月の呉市防災週間を中心に,教科横断的に各教科等で防災の視点を入れた授業を展開するとともに,生徒会が中心となり,保育所・小学校・中学校・PTA・地域の合同避難訓練や防災教育を実施し,「7月豪雨災害の記録の視聴」,「土砂災害対応携帯マニュアルの作成」,「防災ビデオ作成」,「我が家の防災作戦カード作成」,「呉市の防災展示パネルの校内掲示」等の取組を進めている。生徒たちは自分たちで「いざという時どう行動すればよいか」「避難所で自分たちは何ができるか」等を話し合うことで,防災意識や地域貢献の思いを高めてきている。