松山は豪雨に対して脆弱で、平成30年7月豪雨災害でも甚大な被害が発生した。犠牲者を減らすには早期避難が必須であるが、市民の避難率はかなり低い。
そこで、中学生のジュニア防災リーダーが中心となって、早期避難の重要性を松山市長に提案し、マイ・タイムラインシートの市内全戸配布が実現した。
この出来事をきっかけに「松山逃げ遅れゼロプロジェクト」が始動し、令和4年度から全市立中学校でマイ・タイムラインの授業が実施されている。
合わせて、家族に避難の重要性をはがきで伝える「命のはがきプロジェクト」も進めており、命の大切さを家族で考えるきっかけとなっている。
4,000枚のはがきは松山中央ライオンズクラブから贈呈された。また愛媛県中予地区郵便局長会の協力で、命のはがきを郵便局に掲示し広く防災啓発を行う。
ジュニア防災リーダークラブの中学生の行動が、様々な組織の連携とマイ・タイムラインの普及につながっている。