東豊中学校は多賀城市の東部に位置し,東日本大震災では学区の多くが津波浸水する大きな被害を受けた。震災以降は防災教育を大幅に見直し,「地域とともに活動する」ことを軸に,近隣の小学校や高等学校との連携も進めてきた。地域連携や学校間連携の中心的な役割を本校が担うこととして現在に至る。この連携を「多賀城東翔塾」と名付けて活動してきた。
隣接する多賀城東小学校との「多賀城東翔塾」の取組は,3つの交流セクション(学力向上・防災教育・生徒会交流)を軸に交流を深めてきた。なかでも防災教育としては,毎年5月に「避難訓練からの保護者引渡し訓練」,6月に地域の方々とともに「避難所開設訓練」,7月に地区公民館主催の「防災キャンプ」参加,11月に「市総合防災訓練」を小中連携で実施している。特に11月の「市総合防災訓練」では地域の方々とともに活動することで大きな成果を上げてきた。この3年間コロナ禍による活動縮小を乗り越え,今年度は連携を強化する方向で活動を活性化した。
宮城県多賀城市立東豊中学校 詳細
◎活動テーマ/「多賀城東翔塾」~地域とともに学び,活動する防災教育の実践~
◎住所/〒985-0831 多賀城市笠神5丁目4番1号
◎お問合せ先/022-362-3416