静岡大学教育学部藤井基貴研究室は「考える防災」「脅さない防災」「伝える防災」を柱として、これまでに開発した防災紙芝居などの改善・普及を図るとともに、動画教材の配信も進めている。
2022年度は静岡県内で「BOSAIユースアンバサダープログラム」の取組が事業化され、8校の高校で導入が図られるとともに、プログラム専用のガイドブックを作成・配布した。
2021年9月からこれまでに1,500名を超える高校生への指導支援を行っており、大学生から高校生へ、高校からさらに地域へと防災の輪が広がっていることを実感している。
また、海外への展開として、教材を英語及びスペイン語に続き、インドネシア語とトルコ語への翻訳を行い、エクアドル、インドネシア、トルコでの教材普及を進めている。
加えて新たに「防災×IT」をテーマに掲げ、地元企業と共同で防災アプリ「クロスゼロ」を開発し、2022年秋に公開・配信する。