1.17防災未来賞「ぼうさい甲子園」を開催するにあたりまして、全国からたくさんの方にご参集いただきまして、ありがとうございます。
昨年度に引き続き、コロナウイルス感染症に対する取り組みを対象活動に加えた今年度のぼうさい甲子園は、北海道から熊本県までの30都道府県から、123校・団体の応募がありました。この大変な状況の中で、昨年を上回る応募数があったということは、18回を重ねる本事業の趣旨が幅広く浸透してきているのではないかと考えています。
ところで、昨年の令和4年も3月には福島県沖地震、その後も東北豪雨や台風第15号など全国各地で災害があり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の波が繰り返される中で、学校教育の現場では、防災教育の重要性を再認識されたのではないでしょうか。このように、社会や環境が変わりゆく中で、その教育活動を進めるに当たっては、児童・生徒・学生諸君とその保護者はもとより、先生、学校関係者、地域の皆様もご苦労されていることと存じます。
そうした中、昨年、一昨年と行えなかった、その苦労を称える表彰式と発表会を合わせて、ここ兵庫県で、こうして行えることを大変うれしく思っています。
今後も社会情勢は常に変化していくことになると考えていますが、防災教育の重要性は変わりません。その時代、時代に合わせた取り組み方があると思います。そして、このぼうさい甲子園も同じように少しずつ時代に合わせて変化をしながら、さらに20年、30年と継続していきたいと考えています。今日の表彰式や発表会を通じて、皆さま方に、この「ぼうさい甲子園」という活動を十分、ご理解いただきまして、この活動がさらに広がって欲しいという私の願いをお伝えしまして、私の開会の挨拶とさせていただきます。