新発田市では、平成29年度から市内の全小学校が青少年宿泊施設「あかたにの家」を利用した防災キャンプを実施している。
毎年度、各校でプログラムを検討し実施しているが、市教委としてそれを支援するために、市で取り組む防災教育の中に、この防災キャンプを位置づけるとともに、担当教員を対象とした事前研修会の開催、実践事例集や外部指導者リストの配布、市教委担当者によるサポートなど、継続実施のための仕組みを構築してきた。
防災キャンプでは、避難所での生活を想定した体験活動をプログラム化し、『得た知識をもとに考え、実践し、検証する(ふりかえる)』ことを重視している。
これにより、他者を思いやる、助け合い・協力する、自分で考え行動する、といった面で児童自身が自らの成長を実感しているとともに、防災キャンプ前後で友達同士の助け合い行動が増えたことも確認された。