本校が位置する佐用町は、2009年の大規模河川災害により、大きな被害を受けた。私たちは、佐用町の地域課題を学び、「災害に強い安全安心な町づくり」に取り組もうと考えた。
家政科で学んだ知識をいかして、佐用町の方と一緒に防災について考える機会を作るため、学校のみで行っている防災訓練を、地域を巻き込んだ「佐用合同防災訓練~KIZUNA大作戦~」と題して、生徒が一から企画し、運営に取り組んだ。
生徒と協働先による企画会議を重ね、様々な機関に協力を仰ぎながら準備を行った。当日は、①学校と地域による避難訓練・ドローンによる避難誘導、②体験学習、③災害マニュアルブックの配布を実施した。
訓練後のアンケートから防災意識と共助の精神が高まったことがわかり、地域に根差した体験活動により、学びを地域へ還元させることができた。
今回生まれた絆を大切にし、「地域と学ぶ佐用高校」をスローガンに掲げ、今後も活動を続けていく。