視覚障がい者は災害時に「支援を要する人」という受け身の存在だが、防災講習会、救急法講習会を企画し、災害時に弱者とならないようなコンテンツを身につけて頂きたいと考えている。
講習会後には、「災害は嫌だけど、使ってみたい」「他の人に教えたい」という積極的な発言が聞かれ精神的な自立も促せているように感じられる。
またリフレッシュした地元のデパートの店舗配置とコロナ対策(消毒液、検温器、レジ前やソファなどのソーシャルディスタンス対策)について点字の触る地図と点字資料を作って館内を案内した際には、ショッピングセンターやスーパーなどの調査も行って欲しいという要望があり、視覚障がい者のネットワークに情報を載せると利用しやすいと喜ばれた。
防災用ビスケットのレシピづくりは失敗の連続だったが、災害時の暗くなりがちな時にも、子供から大人まで明るい気持ちになってもらえるのではないかと期待して頂いている。