高知県立大方高等学校

 本校は、南海トラフ地震による甚大な被害が想定されている高知県黒潮町にある唯一の高等学校である。高台に位置しており、地域住民の避難所に指定されていることから、災害時の避難はもちろんその後の避難所生活にも目を向け、地域に根ざした防災活動に取り組んでいる。近隣には保育園、小学校、中学校、黒潮町役場があり、地域と連携した防災活動が可能である。地域の防災の一端を担う存在として高校生を位置づけ、その防災意識と知識の向上とそれらを活かして行動に移す力、地域に貢献したいという思いの育成を目指し、防災教育を行っている。地域住民への避難路や備蓄品の提案、小中学校への防災出前授業、役場や企業と連携して空地を避難場所にする取組など様々な活動によって、地域の防災力向上に貢献することができたことが成果として挙げられる。また、その経験が生徒の防災意識の向上と地域に貢献しているという実感を得ることにもつながっている。

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