関西大学 社会安全学部 近藤誠司研究室

 わたしたちは、文字通り「毎日」、防災情報を発信している。取り組みの独自性は、ローカルメディアを駆使して、地域の実情に即した伝え方を考究し続けていること。たとえば、福井市の限界集落では、手作りの「かわら版」を毎月配布し、高齢者と土砂災害の警戒にあたっている。兵庫県尼崎市では、コミュニティFMラジオで、防災と福祉、ダイバーシティの問題に向き合っている。また、福島県西郷村では、村の公式YouTubeチャンネルで防災動画を配信するプロジェクトを始動させた。さらに、京都府京丹波町では、ケーブルテレビを活用して、“火の用心”を住民参加型のCMで啓発するキャンペーンを5年以上も継続して行っている。放送は、毎日6回。CMに出演した住民はのべ2,000人を越え、この秋、記念番組を制作する。コロナ禍にあって、活動は深化し、情報発信量は倍増した。そしてもちろん今も成長を続けている。

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