兵庫県知事 齋藤 元彦

 地球規模の気候変動などの影響により多発する風水害、世界各地で相次ぐ大地震。私たちはいま、かつてない災害リスクにさらされています。災害はいつ、どこで発生するかわかりません。だからこそ、過去の災害の経験や教訓を「伝え」、これからに「活かし」、次なる災害に「備える」ことが大切です。
 
 阪神・淡路大震災を経験したここ兵庫県でも、28年という歳月を経て、震災のことを知らない方々が増え、その風化が懸念されています。
 防災のバトンを、次の世代にしっかりと届けていくには、若い皆さんの活動が大きな力になります。今年度、18回目を迎えた1.17防災未来賞「ぼうさい甲子園」には、全国から123もの取り組みが寄せられました。
 高齢者の安否確認や防災訓練をはじめ、住民参加のハザードマップ学習や防災体験プログラム、地域の未来を考える防災学習、オンラインでの出前授業など、どれも皆さんの熱意と創意工夫が感じられる取り組みばかりです。コロナ禍での活動には難しい面もあったでしょう。皆さんの真剣な思いを、とても心強く感じています。
 
 安全で安心な社会づくりには、家庭や地域など、あらゆる生活の場面で、一人ひとりが防災・減災について考え、行動する「災害文化」がさらに広がっていくことが重要です。
 「ぼうさい甲子園」に挑戦してくれた若い皆さんが、その推進役として、これからも活躍してくれることを期待してやみません。

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