意識から行動へ ~体験型教育活動を中心とした防災力の育成~
本校は知的障害と肢体不自由の児童生徒332名が在籍する特別支援学校で、6歳から18歳までの幅広い発達段階の子どもたちが学んでいる。防災教育では、特性に配慮し、誰もが参加できる「うじ防災WEEK」を6月と11月に実施。避難所体験や消火器体験、VR体験などの活動を通じて、防災への意識を高めている。見えない恐怖を具体的には捉えづらい児童生徒たちも、様々な体験をもとに防災へのイメージをもつことや言葉として示すことができつつある。例えば、小学部では、避難ポーズのダンスや非常灯を探すゲームを実施し、抜き打ちの訓練でもほとんどの児童が机の下にもぐる行動をとっていた。また、高等部の生徒は「避難所運営ゲームHUG」の中で、92歳の避難者を受付近くに配置するなど、配慮や役割を理解する姿が見られた。全校で、地震対応訓練を通してどこにいても身を守れる行動を身につけることを目指している。
京都府立宇治支援学校 詳細
◎活動テーマ/意識から行動へ ~体験型教育活動を中心とした防災力の育成~