防災教育を地域の生涯学習へ ~相互に学び合える環境作り~
本校は開校以来、「地域と共に学ぶ防災教育の充実」を目標に掲げている。東日本大震災からの復興が進む女川町で学ぶことを貴重な機会と捉え、生徒自身が主体的に実践する『総合防災訓練』という学びの仕組みを確立し、“備えること”、“共に助け合うこと”の大切さを共有してきた。同時に、震災から13年が経過し、震災当時には未就学だった生徒達が中心となって取り組む学習活動は、継承という観点で過渡期を迎え始めた。昨年度から再び地域と共に歩み出した取組の中で、地域から学ぶ過去の教訓や体験に加え、近年身近になりつつある災害(大雨や台風等)に備える新たな視点も盛り込みながら、学校と地域が「相互に学び合える環境作りと循環」を目指した。生徒にとっても、地域の方にとっても“よりわかりやすく”、“より安心・安全に”を目指して、世代や障害を超えたユニバーサルデザインな学びの場の構築に繋がりつつある。
宮城県立支援学校女川高等学園 詳細
◎活動テーマ/防災教育を地域の生涯学習へ ~相互に学び合える環境作り~