阿南市立橘小学校

子どもたちの発見・疑問から深まった防災学習である。町探検での地域の津波碑発見から,地域の過去の地震津波被害を知り「みんなで助かる町に」が子どもたちの合い言葉になった。高台にある本校は避難所となるが,陸の孤島にならないように「命を繋ぐ道」の探索や雨天時の防災施設を使った活動等でより実践的な学びができた。東日本大震災から10年目,宮城県とオンラインでの被災者からの話で,身近な人の大切さや日常の延長線上に災害があることを知り,平時の準備の充実を心がけた。そのため,避難所となる学校のトイレに,災害時の使い方を常設したり発達段階に応じた避難所運営の学習をしたりする等で,子どもたちの防災意識も高まった。また,町探険で土砂災害警戒区域である地域であることを改めて知り,土砂災害の学習や避難訓練も実施。津波被害だけでなく土砂災害も学ぶこともできた。様々な防災学習で地元自主防災会との連携も密になってきている。

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