和歌山県立みくまの支援学校

「あの高い場所まで逃げるよ」高等部のお兄さんお姉さんが率先避難者となり、避難場所まで下級生を誘導した。本校でスクールバス(以下、SBと表記)の降車訓練を始めて4年目となる。きっかけとなったのは、校内のSB委員会におけるSB介助員の発言であった。「登下校中に被災したときの指針を示してほしい」それまで、校内での地震津波避難訓練は実施されていたが、SBが被災したときの動きについては想定されていなかった。「肢体不自由児を含めて全員を安全に避難させるには」をテーマに今年度の訓練に至っている。SBに避難支援者を確保できるようにステッカーを提示すること、訓練の様子を地元新聞社に取材してもらい紙面で地域住民に周知することなど新たな取り組みとして始まった。訓練には、本校の職員だけでなく、バス会社や、自治体、警察など関係諸機関との連携も必要となってくる。地域全体で防災への備えを高められるよう尽力していきたい。

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